さて、基本の5文型を復習したところで、ようやく名詞節のお話。
とりあえず日本の文法書でおさらい(基礎と完成 新英文法 数研出版)
名詞節
主部+述部の形式を備え、文の主語として1つの名詞に相当する働きをするもの。
名詞と同様、主語、補語、目的語、同格語として用いられる。
「~ということ」と訳せるのが特徴。
That he is honest is certain. 彼が正直であることは確かだ。(主語)
The fact is that I don't know. 実は彼を知りません。(補語、The fact=I don't know)
I know who stole the money. 私は誰がお金を盗んだか知っています。(目的語)
The news that he won was a great shock to us. 彼が勝ったという知らせは、私たちには大きなショックだった。(newsと同格)
←元の例文はwonじゃなくてdiedでした、最近の例文に変えてみました…彼が誰かはご想像にお任せします。
形容詞節
主部+述部の形式を備え、1つの形容詞に相当する働きをするもの。
但し、形容詞のように名詞・代名詞の前に来るのではなく、常に後に置かれて修飾する。
I remember the house where I was born. 私は自分が生まれた家を覚えている。
←この例文が当てはまる人います??
副詞節
主部+述部の形式を備え、1つの副詞に相当する働きをするもの。
副詞と同様、動詞、形容詞、副詞、または文全体を修飾する(動詞を修飾するものが多い)。
接続詞によって導かれる。
He came after I left. 彼は、私が去ったあとやってきた。(動詞を修飾)
You can go wherever you want to go. あなたは行きたいところどこへでも行かれます。(動詞を修飾)
←そんなこといわれてもね~(笑)
Mike is stronger than he was before. マイクは以前よりもじょうぶだ。(形容詞strongerを修飾)
He studies harder than I ever did. 彼はかつての私よりも一生懸命勉強する。(副詞harderを修飾)
When he comes, we will go. 彼が来たら、いきましょう。(We will goの文全体を修飾)
←条件を表わす副詞節中(ここでは、「彼が来たら」)では、未来形は使えないので注意。
日本語の文法書ではここまで。
そして、この名詞節について、スクールでもらったプリントでは、さらに詳しい解説がありました。
ここから先は、英語のプリント
を参考にまとめてますんで、意味わかんなかったらすんません、拡大して原典見てください(汗)。
That で始まる名詞節
主語:That she loves them is obvious. 彼女が彼らを愛しているのは明らかだ。
←なんでheじゃなくてthemなんだろう…
目的語:You can see (that) she loves them. あなたは彼女が彼らを愛していることがわかります。
主語補語:The problem was (that) the car was so expensive. 問題は車がとても高かったことだ。(the ploblem=the car was so expensive)
形容詞補語(←Adjective Complementの直訳、該当する文法用語がみつからず。):
It is important (that) people develop a sense of humor. 人々がユーモアのセンスを磨くことは重要だ。
(important(形容詞)=people … humor、よって形容詞と補語の関係ということと思われます。)
☆thatは名詞節を導く形式的な単語で、それ自体に意味はない。
☆主語となる名詞節を導くthatは省略できないが、目的語、補語となる場合は、特に話し言葉においては省略される。
疑問詞を伴う名詞節
主語:What I should give her is obvious. 私が彼女に何をあげるべきかは明らかだ。
(※What should I give herではない、以下同じ。★参照)
目的語:I wonder what I should give her. 私は彼女に何をあげるべきだろうかと思う。
主語補語:The mystery is how he could afford the car. 不思議なのは、どうやって彼がその車を買う金銭的余裕を得たかだ。
形容詞補語:It's amusing what she did with the bird. 彼女が鳥としたことがおもしろい。
←何したん??
☆名詞節となった疑問文のことをembedded question(埋め込み式の疑問文)という。
★埋め込み式の疑問文の語順は、平叙文となる。よって疑問文を導くdo、did、doesは用いない。
☆埋め込み式の疑問文を用いて質問すると、直接疑問文よりも丁寧になる。
What time is it? 何時ですか。
Do you know what time it is? 今何時かご存知ですか。
←日本語ほど複雑じゃないけど、英語も丁寧表現ってあるんだよね。
Whetherまたはifを伴う名詞節
主語:Whether she'll like it is hard to tell. 彼女がそれを好きかどうかを言うのは難しいことだ。
(※If she'll like itは誤り、★参照)
目的語:I wonder whether/if she'll like it. 私は彼女がそれを好きだろうかと思う。
主語補語:The issue is whether/if she needs such costly gifts. 問題は彼女がそんな高いプレゼントが必要かどうかということだ。
形容詞補語:He's uncertain whether/if she'll like it. 彼は彼女がそれを好きかどうか確信がない。
←なら買うのやめときや。
☆ifあるいはwhetherに導かれるembedded questionは、yes/no questionである。
if/whether中の疑問文を単体で見ると、
Will she like it? ←答えは、Yes, she will. No, she won't.の二択。
★ifとwhetherはほぼ同じ意味で互換性があるが、主語の名詞節を導くときだけはifは使えない。
☆if/whetherは省略不可。
☆whether/ifはwhether/if or notまたはwhether/if...or notと表現しても同じ。
He's uncertain whether/if she'll like it.
=He's uncertain whether/if or not she'll like it.
=He's uncertain whether/if she'll like it or not.
以上、復習お疲れさまでした。
まとめてみるとひとつひとつはそんなに難しい話じゃない気がするんだけど、これを一気に練習問題でやられるとわけがわかんない。
説明部分をささっと読めるだけの英語力があればいいんだけどねぇ。
にしても、英文テキストの例文って、ちょびっとロマンチックじゃね?
彼女がこのプレゼント気に入ってくれるかなぁ…って感じの文、多いじゃん。
いーないーなプレゼント、クリスマスシーズンだしね、サンタさん再び来ないかな~😍
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