サンフランシスコと言えばケーブルカー。
全部で3路線あります。
南北に移動するパウエルーハイド線、パウエルーメイソン線。
東西に移動するカリフォルニア線。
あのサイドステップに立ち乗りするのが人気で、人々が手を振ってる写真をガイドでよく見るよね。
どのガイドにも出てくるし、1度は乗ろう!ってなるけど、かなり並ぶことを覚悟しなきゃいけません。
南北に走る2路線が、坂の上から海が見えるのでやっぱり人気。
特に休日の午前中にパウエル駅側から乗ろうとしたら、1時間待ちじゃきかないかも。
とはいえ、始発駅から乗るのがおススメです。
この前途中から乗ろうとしたら、3本くらい満員でスルーされたので。
どうしても乗りたいけど時間がない、という時は、東西のカリフォルニア線ならすんなり乗れます。
始発駅には回転台があって
ここにケーブルカーが入ると、人力で回転させます。
あの赤いコーンが、ロック解除的なモノじゃないかと睨んでるのですが
コーンについてる紐を引いて、体重をかけて押して回転させます。
まぁ特に奥のおじさんは、押してるってより、寄っかかってるって感じだけど。
1台押し出したら、次のケーブルカー用に、元の位置まで回転させて完了。
待機車両が見えているのに、あれが全然こっちに来てくれないんだよね~。
回転台を取り囲むように人が並んでいます。
夕方のパウエルーハイド線のハイドストリート側なのでこの程度の人ですが、パウエル側はこんなまばらじゃないです。
途中の眺めはなかなかのもんざんす。
別にバスでも同じ光景でしょって?
ま、そうなんだけど、気分的なもんで、ね。
パウエル側から乗って、ノブヒルという高級住宅街、ホテル街の丘を上り切ったところ、ちょうど南北の2路線が分かれるポイントに、ケーブルカーミュージアムがあります。
チャイナタウン辺りから簡単に歩けるけどね、坂さえがんばってのぼれば。
ようこそ
車輪おっきいね
ガイドによれば「博物館であり、パワーハウスであり、車庫としても機能」っていうんだけど
要は今動いてるケーブルカーの心臓部なわけで、まるで工場。
ケーブルカーを動かすために、この建物は必要なんだよね、で、ついでに博物館にしちゃいました~って順番が正解のような気がする。
入館無料ってとこからして、博物館収入はあてにしていないらしい。
ケーブルカー高いからね、2016年現在、1乗車7ドルですよ!
端から端まで乗っても、大した時間じゃないのに。
2年前は6ドルだったはずなんだけどな。
リンリン
実際にならせます、チンチン電車のイメージに近いかも。
こちらは、アクセルというかブレーキなのかな。
実際にケーブルカーの中央辺りにこれがあって、運転手さんに相当する人が、このバーを押したり引いたりして走らせてます。
基底部分
ケーブルと付属する部品
このごっついケーブルが、当然摩耗するわけなのですが
この説明文によると、ケーブルが下の写真みたいに擦り切れてくると、アラームが鳴って知らせてくれて交換するのだとか。
そして、交換が終わるまでケーブルカーは動けない、とか恐ろしいこと書いてある。
実際には夜中にやったりしてるらしいけど、それにしても、半年に1回とか決めて交換してほしいよね、って一緒に行った友人と話した次第。
まだ使えるのに交換するのは無駄だ、とかいかにも言いそうだけど…
古い車両かな
基本形は現役車両と変わらないか
こんな風に工事が行われてきたんだね。
古い切符
うーわ、これ懐かしいね、日本でも昔は駅で切符切ってくれたもんね。
切込みの形で、どこの駅で乗ったのか駅員さんはわかったんだよね、すごいなーと思ったもん。
結構凝った形。
ちなみに、自動改札しか知らないですけど、というそこのアナタは、ボクよりだいぶ若いってことです…
いや、都会っ子ってだけ?そーゆーことにしとこう(笑)。
おみやげ屋さんもありましたけど
オリジナルってわけじゃなく、サンフランシスコのお土産、って感じでした。
ケーブルカーのモノも、ここ以外でも売ってるからね。
このケーブルカーができて、サンフランシスコ名物の急坂に人々が楽に上れるようになって、ノブヒルって丘の上が高級住宅街になったって話。
昔のセレブ?の気持ちを思いながら、揺られてみるのもいいかもしれません。
高いけどね、並ぶけどね、椅子固くて痛いけどね、急坂でお尻が滑りそうになるけどね…って、全然セレブじゃな~~い😆
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