サンマテオアダルトスクールは、日本で言ったら何になるんだろうね?
こういうシステムは日本には存在しないのでよくわかりません。
アメリカ人向けの学習講座や趣味の講座的なモノを多数開講していて、英語以外の言語や、ヨガやピラティスのクラス、アートのクラス等々、比較的安い料金で受講できます。
だいたい週1回で、3か月程度で1つの区切り。
そういう点では、公的な社会(生涯)教育センターみたいな色彩が強いのかな。
その中に、ボクが通っているESL(English Second Language)のコースもあります。
アメリカを母国語としない人向け、基本的には移民向けのコースと考えてよいでしょう。
そう、英語は第二言語ですよ!
日本語では第二「外国語」っていうじゃん、だから大学で中国語やドイツ語を取った人は、そっちを思い出すよね?
どうもそういうカウントの仕方はしないらしく、第一言語がボクらなら日本語、第二言語が英語、第三言語が中国語(ボクの場合)と数えるらしい。
このESLコースだけは特別で、タダ、です。
毎日開講されているのに、です。
(※ボクが初めて来た去年の秋セメスターでは、登録料として30ドルかかりましたが、今年になってそれさえもなくなりました。)
それだけ、英語ができない人に対する英語教育が、多大な税金を投入してでも必要だということなのでしょう。
裏を返せば、移民が多いってことなんだろうね。
考えたら、学生時代にコンビニでバイトして、10人レジでさばくと、そのうち2~3人は外国人、なんてシチュエーションあった?ないよね。
日本も変わりつつあると思うけど、国際化って意味では、やっぱり日本は圧倒的に経験値が少ないよなとは思います。
で、この税金が大量投入されてるESL、10年位前はとてものんきなものだったそうです。
ところが数年前から、獲得予算に見合う成果を報告しろ、って流れになってきたのだとか。
ボク的には、アメリカでそんなに最近まで、成果がよくわかんないのに税金が投入されていた、ということの方がよっぱど不思議でしたけど…
心理の業界で言われるevidence basedなんて、もう使い古された感があるくらい昔からじゃん?
それこそがアメリカなんだと思ってたからさ、ちょっとビビったよね。
ESLの成果って出しづらいと思うんだけど、どうも、英語ができるようになって、仕事を得た、より良い仕事に転職できた、あるいはカレッジに進学した、といった辺りが指標にしやすいみたい。
そんな背景もあって、アダルトスクールからカレッジへの進学を希望する生徒を積極的にサポートしようと、こういった説明会やキャンパスツアーなどが行われるようになってきたのだとか。
ボクは滞在年数から考えても、卒業を目指して通うことはできませんが、カレッジでも有料のESLが開講されていて結構ハードらしいって話と、いわゆる科目履修生みたいに単発で科目を取ることもできるらしいと聞いて、ちょっと興味を持った次第。
こっから本題(笑)、キャンパスツアーに行ってまいりました!
なんと、このスクールバスでいけるらしい。
隣が高校なので、いつもこの黄色い送迎バスがウロウロしてました、まさか乗るチャンスに恵まれるとは。
中の椅子は、座ると沈むタイプで、お世辞にも座り心地がいいって感じじゃなかった…
しかも、シートベルトがない!普通に高速道路走るのに。
けど、車内にはポップソングも流れてるし、こんなので毎日学校に行くなんていいなぁとうらやましく思ったり。
キャンパス内はこっちの大学の例にもれず、緑がいっぱいでした。
この立派な建物は、ヘルスケアセンターとかで、ジムがあったり、歯科のクリーニングも受けられるとか。
美術館?と思ったら、図書館。
ここはちょっと小高いところにあるので、向こうには海が見えます。
このカレッジセンターってとこが、いろいろ事務的な窓口が詰まっているとこらしい。
中はカフェテリアみたいになってて、ご飯食べてる人がいっぱい
コーヒーのスタンドや
本屋もありました、何でブルドックなんだろうね
上の階に上がると、窓からの眺めが最高
キャンパスも一望できます。
建物が新しいよね。
こんな素敵な会議室に通されて
カレッジの説明を受けたり、現在カレッジのESLクラスに通っているスチューデントとお話しする時間もありました。
その後、この建物内にある、いろんなリソースの紹介。
奨学金のカウンター
アメリカの学費は、大学によってもかなり違いますが、日本より1桁多いと思っていいみたいです。
医療費と教育費はクレイジーだという話。
奨学金はかなり重要みたい。
最初のレベル分けテストを受けるらしき場所
サポートも充実してます
カウンセリング、といっても、狭義の心理カウンセリングじゃなくて、もっと広く、進路・学習・生活相談、みたいな感じらしい。
かならず受けてね、って話でした。
外国人向けの窓口もあるんだね。
でも、相談室の入り口がこれって…
入りづらいっちゅーの、まぁハロウィンの一時的なもんでしょうけど。
そんなこんなとぐるっと回って、最初の会議室に戻ってきました。
ブラインドを開けたら、ホントに素敵、こんなとこで会議やったら話がまとまりそうだな~
そしてなんと、お弁当が出ちゃいました。
参加費タダなのに、いいんですか?!
いやー、野菜たっぷり、嬉しいな、ぱくっ…ん??この強烈なにおいはもしや…
あーやっぱり!Goat=ヤギのチーズだ。
こっちではヤギの乳製品が普通に売られてます。
でも、ボクはにおいがちょっとね…
でも、ベリー系の甘いドレッシングを多めにかけたら、普通にいただけました、ごちそうさまでした。
というわけで、キャンパスツアー、いかがでしたでしょうか?
正直、今のアダルトスクールのESLでも、ハイアドバンスはレベル的にキツく、カレッジなんてムリって思うのですが、あまりに気持ちいいとこで通いたくなっちゃいました。
この景色は、お金払って来る価値あるかも…って、授業料の価値はそこじゃないだろっ!
とりあえず、ただいま~
来春(といっても1月から)のセメスターから行こうと思うと、そろそろ申し込みを検討しないといけないらしい。
うーん、どうしよう、どうしようね?
はぁ、ここまで至れり尽くせりなのに、あ~それなのに、それなのに、なかなか決断できないボクでした…😭
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