痛み専門?の歯医者さん
ま、特別に痛み専門というよりは、フツーの歯医者みたいでしたけど。
何が嫌だって、初診の問診票。
裏表に小さい字でびっしり、日本の十倍くらいありそう、誇張じゃなくて。
ネイティブなら簡単なことなんでしょうけど、単語がマニアックすぎて全部調べんとわからんし。
糖尿病ですか?
心臓病ですか?
腎臓病ですか?
てんかんもちですか?
めまいがありますか?……
全部ノーでいいんじゃない?とか思うのですが、時々、
コンタクトは?
アレルギーは?
とかイエス項目が出てくるから油断ならん。この時点でへとへと。
スタッフ全員全く日本語が通じないので、相方にも来てもらいましたが、問診票の単語は知らないものだらけとか。
何とか診察までたどり着いたら、出てきたのがおっきなおじちゃん。
超笑顔で挨拶しながら、なんと握手!
歯医者で握手なんて人生初(笑)
わ~分厚くておっきくてあったかい手だな~
って、おいっ!その手ボクの口の中入る?ボク日本人の標準より小さめだけど…顎外れそうだ(*_*;
よかったのは、先生の英語がとても分かりやすかったこと。
こっちがノンネイティブなので意識して話してくれたと思うけど、普段が早口でなまりのあるおばちゃま先生なので、すんごい楽でした。
ちょっとわかるだけでだいぶ違うもんだね。
そのあと痛みに関して検査したのですが、やり方も初体験で。
経験的には、痛みがある部分に風をかけるか、棒みたいなのを噛ませるかってとこだと思うのです。
ここでは、小さな綿に瞬間冷却スプレー様のものを吹き付けて、その綿をピンポイントで歯に触れさせて、痛みの程度と持続時間を調べます。
だいたい、痛みを感じる歯とその隣2本くらい、そこから離れた場所の歯を2本くらい調べます。
離れた歯も調べるトコがミソなんだろーな。
そんな冷たい綿を当てられたらどんな歯も多少はしみるので、比較することでやっぱりこっちの方が痛いな、とかがわかりました。
一番困るのは、これはもともと通っている歯医者でも聞かれたのですが、痛みを十段階評定させるというもの。
すっごい痛いを10として、いくつくらい?って答えられる?
そもそも、日本の歯医者で何て説明してたっけ?
じわっと広がっておさまる、とか
ズキンズキンする、とか
少しずつよくなってるけどまだ噛むと痛い、等々。
うーん、確かに10段階評定の方が合理的?
でも、気持ちに近いのは文章での説明じゃないかなぁ。
なーんとなく、この先ボクがどんなに英語が出来るようになっても、このニュアンスの壁というか、考え方の相違によるわからなさは越えられないんじゃないかなぁと思ったり。
ま、英語ができるようになっても、って前提が達成されてから考えろ!って思わず自分に突っ込みつつ、とりあえず5にしてみた。激痛とまでは言えんし。
で、結論としては、レントゲンでは悪くないし、治療時期からして結論を出すにはまだ早いから、2~4週間後に再検査、とのこと。
経過観察って概念、あったんだ…
(普段通ってるの歯医者の対応から、この国には経過観察って概念がないのだろうか、と思っていたので。)
しかーし、日本だったら間違いなく一人の歯医者でやっているであろうこの判断をさせるのに、わざわざ専門医とやらを紹介するなんて。
日本の縦割り行政なんてカワイイもんなのかもしれません(-_-;)