通訳の難しさ
アメリカに住んだら英語が話せるようになるわけではない、というのはその通りなのですが、住んだら相手の言わんとすることはわかるようになる、とは思います。
もちろん、英会話を日本で学ぶ情熱をもってこちらに飛び込めば、学習の機会が格段に多いのは事実ですけど…
例えば、スーパーでヨーグルトコーナーにいて、隣のおばさまがヨーグルトの蓋を見ながら、トゥデイほにゃらら~って言う。それが安くなってたりしたら、何となくわかりませんか?賞味期限ですよね、だから、今日は何日?でしょうね。
スーパートレジョで、ノリノリの店員さんがボクのカラのカゴ見て、手で棚の荷物を下ろす真似間をしながら、ほにゃらら~って笑ってる。多分、入れてあげようか(笑)って事だと思う。セリフが長かったので、商品のPRめいたことをしてたんじゃないかと。
心理学的で言うところの「文脈効果」ってやつでしょうね。
これについては、ボクが行きたかったけど日程的に行かれなかった本城式英会話の本城先生が、文脈なしに突然英語が流れてくるTOEICの試験場面は極めて不自然という趣旨のお話をされていて、改めて納得した次第です。
ある程度英語が話せる人でさえ、頭の中では日本語が流れていないというのは、一定部分真実のように思います。
英語脳、英語で考えるとも違うのですが、いちいち訳して理解はしていないのではないかと。
あと、数値関係はとくに難関かと。日本領事館で永住者と思われる方が、年号の日本語で詰まっていたのも印象的でした。
今更ながら通訳さんってすごいなぁと。
単に喋れるということと、通訳ができること、同時通訳ができることは、それぞれ別の能力なのだろうなぁとしみじみ。
昔一緒にお仕事させて頂いたこともありました。
今更ですけど、素晴らしい通訳、ありがとうございました(≧▽≦)